経済苦境のベネズエラ、外貨準備がデフォルトの危険水準に
生活必需品の多くを輸入に頼っていることもあり、食糧や医薬品の大規模な欠乏が起き、食料雑貨品の値段は急騰している。国民は日々の食事確保に追われ、人道危機の瀬戸際にあるとの見方もある。
ベネズエラの主要な外貨獲得源は原油で、輸出総額の90%を超える。埋蔵量も世界で1位とされるが、近年の原油価格の低落が同国経済を直撃している。価格水準は現在、14年と比べ半額の水準となっている。
ベネズエラの市場調査企業「エコアナリティカ」によると、同国の輸入量は現在、前年比で50%の激減を示しているという。