米国株急落、ダウが600ドル超値下がり ナスダックも調整入り
ニューヨーク(CNN Business) 米国株式市場が24日に急落し、ダウ平均株価は600ドル超の値下がりを記録した。ハイテク株の多いナスダック総合も4%超下げ、調整局面入りが確認された。1日の下落率としては2011年8月以来の落ち込みとなる。
S&P総合500種も3%以上値下がりした。この数日で金利の上昇や米中貿易戦争悪化への懸念が高まり、市場を冷え込ませたとみられる。フェイスブックの個人情報流出を受け、規制が強化されるとの見方が広がったことも下落要因となった。
フェイスブックの株価は24日に4%値下がり。アマゾンとアップルはそれぞれ5%、3%の値下がりとなった。
このほど加入者数の大幅な増加が報じられた動画配信大手のネットフリックスでさえも、24日は9%を超える値下がり。過去1週間では17%の下落を記録している。
こうしたなか、マイクロソフト株は時間外取引で3%値上がりした。同社は24日の取引終了後に市場予想を上回る決算を発表。クラウド事業での業績が追い風となった。