米石油大手シェブロン、イラクの駐在員を退避
ニューヨーク/ロンドン(CNN Business) 米石油大手シェブロンは6日、イラクにいる米国人の駐在員全員を退避させたと明らかにした。米軍は先ごろイラク首都のバグダッドで空爆を行っていた。
シェブロンは声明で、「予防措置」として海外駐在員と契約業者がイラク北部から「当面の間」離れると述べた。同社はイラクの他の地域に作業員は置いていない。広報担当は社員と施設の安全が最優先だと述べた。
当該地域での業務は地元のスタッフが監督しているという。
イラク石油省は3日、米軍の空爆によってイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が死亡したことを受けて、イラク南部で働いていた米国人が国を離れていると明らかにしていた。
エクソンモービルやBP、ロイヤル・ダッチ・シェルといった石油メジャーも当該の地域で業務を行っている。エクソンモービルは3日の声明で、「状況を注視している」とし、従業員や施設を保護するためのプログラムや措置があると述べていた。