米J&J、新型コロナのワクチン 「来年早々」にも供給へ
(CNN) 米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは30日、新型コロナウイルス予防ワクチンの臨床試験を9月までに開始し、来年初めにも使用できるようにすることを目指すと発表した。
発表によると、同社は今年1月からワクチンの開発を進めている。米厚生省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と提携し、研究や開発、臨床試験に投資する資金は総額10億ドルとなる見通しだ。
アレックス・ゴースキー会長兼最高経営責任者(CEO)は「できるだけ早く、全世界で適正価格での使用を可能にする」と表明した。
来年初めには緊急使用の認可に基づく供給を開始するのが目標。認可後に向けて、全世界で生産能力を拡大するという。
米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)では今月、米バイオテクノロジー会社モデルナのワクチンを使った臨床検査の第1段階が始まっている。