米ボーイング、1月は26機を納入 737MAXは21機

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アラスカ航空は1月24日に同社初の737MAXー9の納入を受けた/Alaska Airlines

アラスカ航空は1月24日に同社初の737MAXー9の納入を受けた/Alaska Airlines

ニューヨーク(CNN Business) 米航空機メーカー大手ボーイングが2021年1月に納入した機体の数は26機だったことがわかった。2019年3月に737MAXの運航停止が命じられて以降では最も納入数の多い月のひとつとなった。

737MAXが21機納入されたことが納入数の改善につながった。ボーイングは400機以上の737MAXの在庫について作業を進めている。737MAXは約20カ月間にわたる運航禁止中も製造が続いていたが、納入はできていなかった。

737MAXは2019年3月までに2度の墜落を起こして計346人が死亡。米連邦航空局(FAA)が運航停止措置を解除したのは2020年11月だった。

納入は、2020年に過去最大規模の赤字を計上したボーイングにとって極めて重要だ。ボーイングは販売代金の大半を機体の納入時に受け取れる。

一方、航空会社にとっても、旅行に対する需要は依然として小さいものの、保有機よりも燃費が向上した新型機の納入は重要となる。

ボーイングの納入数は昨年59%減少した。737MAXの2度の墜落と、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行需要の落ち込みが影響した。航空各社もそろって記録的な赤字を計上しており、手元資金の確保のために機体の納入を保留している状況もあった。

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