イーロン・マスク氏に「テスラのテクノキング」の肩書
ニューヨーク(CNN Business) 米電気自動車大手テスラは15日、米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に「テスラのテクノキング」の肩書が加わったことを明らかにした。
最高財務責任者(CFO)を務めるザック・カークホーン氏の肩書は「マスター・オブ・コイン」になった。
両氏ともそれぞれ、CEOとCFOの肩書は維持する。
マスク氏はかつてテスラの会長を務めていたが、詐欺的なツイートを投稿したとされる問題をめぐってSECと和解し、会長職を剥奪(はくだつ)されていた。
SECは当初、CEO職も剥奪したい意向だったが、マスク氏に2000万ドル(現在のレートで約21億円)の罰金を支払わせて会長職を手放させることで落ち着いた。会長にはロビン・デンホルム氏が就任した。
マスク氏は、ロケット開発を手掛けるスペースXの会長兼CEO、最高技術責任者も務める。
同氏は当初から、自動車業界を一変させ、世界を電気自動車へとシフトさせる破壊的な勢力としてテスラを経営してきた。最近では、テスラが変動の激しいデジタル通貨のビットコインに15億ドルを投資したことを明らかにしていた。