米ゴールドマン、従業員のワクチン義務など撤廃 NY市以外で

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米ゴールドマン・サックスのオフィスが入ったビル=27日、米フロリダ州ウェストパームビーチ/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

米ゴールドマン・サックスのオフィスが入ったビル=27日、米フロリダ州ウェストパームビーチ/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

(CNN Business) 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)で来月6日、新型コロナウイルス感染対策として従業員にワクチン接種や定期検査、マスク着用を義務付けてきたルールが撤廃される見通しとなった。

従業員にあてた30日付のメモをCNNが入手した。

GSの方針変更については、米紙ニューヨーク・ポストが最初に伝えた。従業員が北米または中南米のオフィスに入る際、今後はワクチン接種状況にかかわらず検査やマスク着用を義務付けないとしている。

ただし、独自にワクチン接種義務を課しているニューヨーク市には適用されない。ゴールドマン・サックスの本社はニューヨークの金融街にあるが、同市の従業員には例外と認められた場合を除き、リモート勤務を続けるよう求めている。

GSはメモの中で、ワクチンや治療薬、検査法の進歩で重症化のリスクは大きく下がったとの認識を示した。また米疾病対策センター(CDC)も現在、接触者や感染者を定義する際にワクチン接種済みか未接種かを区別していないと指摘した。

ゴールドマン・サックスは2021年6月、他企業に先駆けてフルタイムの出勤を再開したが、同9月には従業員にワクチン接種を義務付けた。昨年12月からは、米国内のオフィス入館時にワクチンの追加接種が済んでいることを示す証明書を提示し、週2回検査を受けるよう求めていた。

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