アパレル大手H&M、CEOが突然の退任
ロンドン(CNN) スウェーデンのアパレル大手ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)のヘレナ・ヘルマーソン氏が1月31日に最高経営責任者(CEO)を退任したことがわかった。4年にわたったCEO職からの突然の退任だった。
ヘルマーソン氏は声明で、「わたしは、新型コロナウイルスの流行や、いくつかの地政学的、マクロ経済的な課題を乗り越えてきた過去の数年に、我々がともに達成してきたことを非常に誇りに思う」と述べた。
ヘルマーソン氏はその上で、今はCEOの職を離れるときが来たと感じていると述べた。CEO職を離れる決断は簡単なものではなかったとも述べた。
ヘルマーソン氏の後任にはダニエル・エルベール氏が就く。
ロイター通信によれば、ヘルマーソン氏はストックホルムで行われた記者会見で、CEO職を続けるためのエネルギーがないと述べた。次のキャリアに向けた計画はないという。
H&Mが発表した9~11月期の四半期決算は営業利益率が7.2%と前四半期の7.8%から下落した。
2023年度の売上高は増加したものの、重要なクリスマス期間を含む過去2カ月の売上高は4%の減少だった。