OPECプラス、自主減産を6月まで延長
(CNN) 主要産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスは3日、原油の自主減産を4~6月期まで延長すると明らかにした。自主減産の継続は、供給量を減らすことで原油価格を安定させるという恒久的なバランス調整の一環。
OPECプラスは昨年11月、日量220万バレルの自主減産を発表していた。今回の自主減産の延長では、一部の産油国が減産量を縮小した。サウジアラビアは引き続き、日量100万バレルの減産を行う。ロシアとイラクの減産量はそれぞれ日量47万1000バレルと日量22万バレル。これは、当初発表の日量50万バレルと日量22万3000バレルよりも少ないものとなった。
国際市場の指標となる北海ブレント原油は昨年11月以降、1バレル当たり約2ドル(約300円)上昇し、最高で同83.46ドルまで上がった。
減産とそれに伴う原油価格の上昇により、小売りでのガソリン価格が上昇する可能性がある。