米AT&T、顧客の個人情報流出で調査開始 7300万人分
ニューヨーク(CNN) 米通信大手AT&Tは30日、現在と過去の顧客約7300万人の個人情報が流出したため調査を開始したと発表した。
データは2週間ほど前、発信元を隠して情報をやりとりするネット空間「ダークウェブ」に投稿された。顧客の社会保障番号などが投稿されたという。
流出元がAT&T自体なのか、販売会社のひとつなのかは不明。今のところ、同社のシステムからデータを盗み出す不正アクセスがあったとの証拠はないという。
流出したのは2019年以前のデータとみられ、金融情報や通話履歴の詳細などは含まれていないという。内訳は現在の契約者が760万人、元契約者が6540万人とされる。
AT&Tは顧客らにアカウントのパスコードを変更し、アカウントやクレジット情報の異変に注意するようするよう呼び掛けた。必要があれば、AT&Tが費用を負担してクレジット情報を監視するという。
流出の問題は今月17日、X(旧ツイッター)上で初めて指摘された。AT&TはCNNの取材に対し、システムが新たに侵入された形跡はないと主張していた。