日産とホンダ、経営統合に向けた協議を打ち切り
香港/東京(CNN) 日産とホンダは、経営統合の可能性に向けた協議を打ち切った。統合が実現すれば、世界第3位の自動車メーカーが誕生する見通しだった。
三菱自動車を含む3社は、協力関係を築くための覚書を終了することに合意した。日産が13日の声明で述べた。
声明によると今後日産とホンダは、戦略的パートナーシップの枠組みの中で協力し、知能化及び電動化した車両の時代に向け、新たな価値の創造と両社の企業価値の最大化に努めるという。
両社は昨年12月、今後6カ月かけて経営統合の可能性について協議を開始すると発表していた。この取引により、BYDなどの中国自動車メーカーとの競争が激化する中で、両社はより多くのリソースを獲得できることになるとみられていた。
声明によると、協議では、事業統合の構造に関するさまざまな選択肢が検討された。
ホンダは当初合意していた共同持株会社から、ホンダを親会社、日産を子会社とする株式交換による合併構造への変更を提案した。両社は最終的に協議を中止するのが最善であると結論付けたと、声明は付け加えた。