日米首脳が共同記者会見、日鉄の買収計画や北朝鮮に言及
(CNN) トランプ米大統領と石破茂首相は7日、ホワイトハウスで首脳会談を行い、共同記者会見に臨んだ。
会見でトランプ氏は、石破氏と「長く、熱心な」話し合いを行ったと説明。議題は「極めて重要な両国の経済関係並びにそうした関係の継続」についてだったという。
石破氏は、2期目を迎えたトランプ氏と会談したアジア諸国で最初の首脳となった。
会見でトランプ氏は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に言及。日本製鉄はUSスチールに対して「買収よりも投資を」模索しているとの認識を示した。
その上で来週にも日本製鉄側と詳細について協議を行う予定だとし、自ら仲介役を務める意向も表明した。しかし発言の中でトランプ氏は、日本製鉄を日産と言い間違えているようだった。
同氏はまた、大統領2期目も北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記との関係を継続するつもりだと明言。金氏と良好な関係を築くことが誰にとっても大きな利益になると示唆した。
トランプ氏に金氏とのやり取りを再開してもらいたいかどうか問われた石破氏は、米国が決めるべきことだと答えた。
その上で、北朝鮮との複数の問題が解決するのは素晴らしいことだと発言。今後も日米は北朝鮮の完全な非核化に向けて取り組んでいくと述べた。