香港、米国向け郵便荷物の受け入れ即時停止 米政権の少額貨物関税引き上げ受け

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郵便局を訪れた客=9日、香港/Lam Yik/Reuters

郵便局を訪れた客=9日、香港/Lam Yik/Reuters

香港(CNN) 香港政府は16日、郵便事業を担う香港郵政が米国向けの海上輸送荷物の受け入れを即時停止し、航空輸送分の受け入れについても今月27日に停止すると発表した。

香港政府は声明の中で、トランプ米大統領が先週、香港から米国宛ての郵便物に対するいわゆる「デミニミス(非課税基準額)ルール」の適用を廃止する決定を下したことに言及し、「米国は理不尽で威圧的かつ不当に関税を課している」と批判。香港の人々は、法外な料金を支払うことを覚悟する必要があると述べた。

トランプ氏は8日、香港を含む中国から送られる800ドル(約11万4000円)未満の商品への関税を3倍にする大統領令に署名した。デミニミスルールにより800ドル未満の荷物はこれまで関税の対象外とされてきた。

これらの物品には当初、5月2日から30%の関税が課される予定だった。しかし、先週の大統領令によりその税率は120%に引き上げられた。これは、「SHEIN」や「Temu」「AliExpress(アリエクスプレス)」などのサイトで注文する米国人に影響を与え、商品の価格上昇を招く可能性がある。

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