スペースXのドラゴン宇宙船、宇宙ステーションにドッキング
(CNN) 米民間企業スペースXが打ち上げた無人宇宙船「ドラゴン」は3日、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。
ドラゴンは補給物資や実験機材など540キロあまりを積んで1日に米フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられた。米航空宇宙局(NASA)とスペースXによると、米東部時間の3日午前5時31分、ISSのロボットアームがドラゴンをキャッチして回収、同8時56分にドッキングを完了した。
打ち上げ直後には一時的なトラブルにも見舞われた。打ち上げロケットの「ファルコン9」から切り離されて間もなく、ISS到達のために使う噴射装置4基のうち3基が機能していないことが判明。しかし問題はその日のうちに解消されたと見られ、スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は同日午後のツイッターで、「噴射装置は現在、1号機から4号機まで正常に稼働している」と報告した。
スペースXは昨年10月、NASAとの契約に基づき、民間企業として初めてISSへの補給物資輸送に成功した。契約では計12回の飛行を行う予定で、今回が2度目となる。
NASAはスペースシャトル引退後の物資補給のため、2008年にスペースXと契約した。