米国人好みの「罪」トップ3、「やるべきことを先送りする」
また若者も性行為や麻薬を誘惑ランキングの上位に挙げていない。1984年から2002年の間に生まれた若者の中で、不適切な性的行為が最も大きな誘惑と考えている人の割合はわずか21%で、彼らが挙げた誘惑の中で最も低かった。彼らが挙げた誘惑の上位2つは「心配し過ぎること」と「やるべきことを先送りすること」だった。
またバルナグループの社長、デビッド・キンマン氏によると、人々が誘惑と戦う場も現実世界からデジタル世界へとシフトしているという。
キンナン氏は「誘惑は仮想化している」と述べ、さらに次のように続けた。
「米国人の約半数がメディアを利用しすぎてしまうと答えており、さらに9人に1人がネットを怒りのはけ口にしていると回答した」
また、誘惑の影響は性別によっても異なるようだ。女性は、ゴシップに耳を傾けたり、食べ過ぎてしまったりしてしまうと答えた人が多かったが、オンラインポルノが見たくなると答えた人の割合は男性が28%だったのに対し、女性はわずか8%だった。
何らかの誘惑にかられると認める多くのアメリカ人は、無理に誘惑に逆らおうとはしない。同調査では、回答者の59%が特に誘惑を避けるための努力はしていないと答えており、また半数が、自分が誘惑に負ける理由を説明できなかった。