サンゴの天敵ミノカサゴ、駆除ロボット開発へ 「ルンバ」応用
駆除ロボットは水中でカメラを使ってミノカサゴを探し、見付けると2枚の電極ではさんで感電死させる。死骸はロボットの体内に吸い込んで回収する。
実験では電極にはさまれてもミノカサゴは逃げることなく駆除された。
ロボット駆除の仕組みは簡単で効果的だが、実用化には課題もある。「ミノカサゴは何百万匹もいる」「何千台もの装置が必要で、安定性が高く安価で安全でなければならない」とRISE幹部のジョン・リッツ氏は話す。
RISEは駆除ロボットの値段を消費者にも買える程度にまで引き下げ、スキューバダイバーや漁師に使ってもらうことを目指す。「うまくやれば我々の装置を買ってミノカサゴを殺し、売ったり食べたりしてもらえる」「特定種を排除する最善の方法は、人間がそれを食べること」と同氏は指摘する。