中国、2020年末までに火星到達へ 「宇宙大国」目指す

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中国の有人宇宙船「神舟11号」打ち上げの様子

中国の有人宇宙船「神舟11号」打ち上げの様子

北京(CNN) 中国はこのほど、2018年までに月の裏側に探査機を着陸させ、2020年までには火星に到達することを目指すとした宇宙開発計画を発表した。

宇宙探査の目標は、国家宇宙局が27日の記者会見で発表した政策白書に盛り込まれた。同局の呉艶華副局長によると、中国初の火星探査機は2020年ごろ打ち上げて軌道に乗せ、2番目の探査機は火星の地表から試料を採集する計画。

木星や木星の衛星に探査機を送り込む計画もあると呉副局長は述べ、「2030年までに中国は世界の主要宇宙大国の一員になる」と語った。

呉副局長によると、月への有人飛行の可能性についても検討中だが、当面はロボットを使った月探査に照準を絞り、2018年ごろに月の裏側への初の軟着陸を目指す。

呉副局長はまた、中国が米航空宇宙局(NASA)を除く各国の宇宙局との連携を強めているとも強調した。

米国では議会が2011年、国家安全保障上の懸念を理由にNASAと中国との連携を禁止した。

中国の当局者は27日、宇宙の探査や利用は「平和的な動機」に基くと強調している。

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