鎮痛剤で心臓発作のリスク上昇か カナダ研究
ただし研究チームは、今回の発見は心臓発作に関わるすべての要因を勘案したわけではないと強調している。
ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院のスティーブン・エバンズ教授は、研究に参加した人々の喫煙やBMI(体格指数)といったライフスタイルに関するいくつもの要素が不明なため、そうしたことが不確実性につながっていると指摘する。たばこや不健康な食生活、肥満、過度な飲酒なども心臓発作の要因となる可能性がある。
エバンズ教授はまた、こうした薬を服用している人はもともと、そうでない人よりも心臓発作のリスクが大きい可能性もあると指摘。例えば痛みがひどくてNSAIDを処方された場合、その痛みが直後の心臓発作と関係があったというケースだ。