戦う国民の記憶、今に伝える 世界の軍事博物館12選<3>

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ナチス占領下での歴史に焦点を当てたオランダ・レジスタンス博物館

ナチス占領下での歴史に焦点を当てたオランダ・レジスタンス博物館

(CNN) 人類の歴史を通じ、戦争は各国の国民に深い傷を残してきた。往時を伝えるため設立された博物館の数々を概観しながら、当事者として戦った人々に思いをはせる連載の最終回。

前回「戦う国民の記憶、今に伝える 世界の軍事博物館12選<2>」はこちら

8.ベルギー王立軍事歴史博物館(ブリュッセル)

地図上の位置が災いし、ベルギーは2つの大戦において戦場と化した。その結果、現在の同国は密集した戦跡の数々と、第一級の軍事博物館を有している。

 

王立軍事歴史博物館はブリュッセル中心部のサンカントネール公園に位置する。中世から現在に至るまでの兵器や装備の大規模コレクションを所蔵。直近ではF16戦闘機が加わった。

9.オランダ・レジスタンス博物館(アムステルダム)

この小規模ながら非常に興味深い博物館は、アムステルダムの歴史的中心部付近にあり、今回のリストの中では変わり種の施設といえる。なぜなら戦争において通常は表に出ない側面、すなわち敵の占領地内で繰り広げられる生と死を扱っているからだ。

オランダが第2次大戦中ナチス・ドイツにより占領されていた時期の出来事に焦点が当てられているものの、レジスタンスと占領という主題は欧州の多くの国が共感できるものだ。

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