嵐襲来で鳥1000羽以上死ぬ、羽毛が散乱 米ミズーリ州

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豪雨などに襲われた米ミズーリ州サイクストンで、1000羽以上の鳥の死骸が見つかった/KFVS

豪雨などに襲われた米ミズーリ州サイクストンで、1000羽以上の鳥の死骸が見つかった/KFVS

(CNN) 米ミズーリ州サイクストン市を最近襲った豪雨、落雷や強風が伴う嵐で大量の鳥が死に、羽毛などが至る所に散乱する騒ぎがあった。

住民の1人は地元のCNN系列局KFVSに、約60羽の死骸を拾い集めたと証言。同州スコット郡の自然保護担当者は、1000羽以上が死んだと推定した。

ケンタッキー州パデューカの米国家気象局によると、鳥が死んでいるとの情報は嵐が同町を襲来した今月1日夜から入り始めた。

自然保護担当者らが現場で調べたところ、羽が赤色のハゴロモガラス、クロムクドリモドキ、ホシムクドリやコウウチョウなど多数の鳥を野原で発見。けがをしたりまだ生きていた多数の鳥も見つけたという。

これらの鳥の体などを調べ、群れが嵐の到来に驚き、強風や雷に巻き込まれたと結論付けた。「飛んでいる際にバランスなど失って多数が地面に落ち、死んだりけがを負った」とみている。

鳥が天候条件の犠牲となる事例は珍しいが、今回はその現象が発生した可能性があるとした。一部の住民は鳥が空から落ち始め、地面に衝突する音も聞いたと証言したという。

同市の協力も得て、死骸などを片付ける住民もいた。一部の死骸は分析のためミズーリ州の自然保護行政当局に引き渡された。

ミズーリ州の南東部に位置しケンタッキー州との州境にも近いサイクストン市の住民数は約1万6000人。

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