英海岸で砂に埋没の戦闘機残骸を発見、76年前に墜落
(CNN) イングランド南東部クリーソープス町の海岸で犬と散歩していた英国人カップルが砂に埋もれ続けていたとみられる第2次世界大戦時の戦闘機の残骸を偶然見つける珍事がこのほどあった。
2人は残骸を撮影した後などに帰宅し、調べたところ機体は第2次大戦時代にさかのぼることを発見。英空軍博物館はCNNの取材に、「ブリストル・ボーファイターTF.X」型戦闘機と判断されると指摘。機体番号もあり、第254飛行隊に所属していたとも説明した。
一緒に残骸を見つけた愛犬のボニー/Debi Hartley
イングランド・リンカンシャーのノースコーツ近くから1944年4月21日に離陸したものの搭載の双発エンジンが作動せず墜落したとの記録も突き止めた。乗員は脱出しけがはなかったともした。
/Debi Hartley
カップルの女性はCNNの取材に、2人はこれまで何度も海岸を散歩していたが今回のような残骸に遭遇したのは初めてで驚いたと説明。歴史には興味が全然なかったが、同機を飛ばしていた人物を知りたくなったと述べた。
ロンドンの英空軍博物館に展示されている「ブリストル・ボーファイターTF.X」/RAF Museum
一方、クリーソープスの沿岸監視組織は同町の海岸の潮流の動きは予想出来ないため住民らが今回の機体の残骸を探すのは危険と警告。砂が再び残骸を覆い始めたとの情報も届いているとした。