火星探査車の着陸映像、NASAが初公開 火星の音も初収録

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火星探査車「パーサビアランス」が地表に着陸する様子をとらえた初の映像が公開された/JPL-Caltech/NASA

火星探査車「パーサビアランス」が地表に着陸する様子をとらえた初の映像が公開された/JPL-Caltech/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、火星探査車「パーサビアランス」が地表に着陸する様子をとらえた初の映像を公開した。映像には火星の音も初収録されている。

パーサビアランスは18日に火星着陸に成功した。映像は、パーサビアランスが火星の大気圏に突入してから230秒後、上空約11キロの地点でパラシュートが開くところから始まり、地表に着陸する場面で終わっている。

探査車に搭載されたマイクは、火星の地表をわたる風の音や、着陸した探査車が作動する音も、数秒間にわたって収録していた。

火星の音は、ツイッターのパーサビアランス公式アカウントでも公開された。「火星を見たら、音も聴こう。ヘッドホンを取って、私のマイクロホンの1台がとらえた初のサウンドを聴いて」とツイートしている。

NASAはさらに、火星の光景を撮影した初のパノラマ画像も公開した。

パーサビアランスに搭載されている23台のカメラには、動画の撮影やズーム機能、カラー撮影機能もある。

着陸時の映像ではまずパラシュートが開き、次の場面で熱シールドが落下して火星の大地が現れる。続いて「スカイクレーン」が展開してパーサビアランスが降下し、砂埃(すなぼこり)を巻き上げながら火星の地表に着地する。

降下ステージから下ろしたナイロン製のコードに支えられながらパーサビアランスが着地すると、降下ステージは飛び去って、安全な距離を保って着地した。

着陸の様子は、降下ステージや探査車に取り付けたカメラを使ってさまざまな角度から撮影された。

NASAはパーサビアランスやヘリコプターの状態をチェックして、実験機材などが全て正常に機能していることを確認する。火星環境力学分析装置を使って初の気象リポートも予定している。

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