虹色にきらめく火星の雲、探査車「キュリオシティ」が撮影
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「キュリオシティ」が、火星上空で虹色に輝く雲を撮影した。
火星は凍った砂漠とも言える場所で、圧倒的に多い赤を除くと色彩に乏しい。だが、キュリオシティの上空では、雲がほとんど色彩できらめいているように見える。
地球とは異なり、火星は雲で覆われる日は多くない。火星には薄く乾燥した大気があるため、雲は2年ごとに火星が寒くなり、楕円(だえん)軌道上で太陽から最も遠ざかる時期に現れる傾向がある。
しかし地球でいう2年前(火星でいう1年前)、それまでの認識を一変させる出来事が起きた。キュリオシティが予想より早く、大気中のより高い位置に現れた雲を発見したのだ。