コロナ患者と家庭で接触の５人に約１人が感染、研究結果

（ＣＮＮ） 新型コロナウイルスの感染者が自らの家庭内で接触していた５人の約１人に感染をうつしていたことが新たな国際的な研究結果で２８日までにわかった。

複数の研究結果を統計解析した上での結論で、米フロリダ大学の医療統計研究者のチームが米医師会誌で発表した。研究の対象は、家内で感染者と少なくとも一定の時間を一緒に過ごしていた世界各地の１２０万人以上となっている。

同大チームは研究結果は家庭が大きな感染経路になり続けていることを示唆したと説明。家庭での二次感染の推定の比率が初期の研究より高めになっていることを示す最近の研究結果もあるとした。

感染力の強いウイルス変異株の出現やワクチンが今後の比率の変化に関係する可能性があるとも分析。

研究者チームは、１回のワクチン接種で家庭内での感染リスクが最大で５０％減る可能性を示した最近公表されたデータにも言及。ワクチン接種を広く行き渡せることが家庭内の感染を防ぐ方途であることを示唆しているともした。