NASA探査車、火星の岩石掘削に成功 試料採集の成否は確認中
パーサビアランスは8月5日にも別の岩石の掘削を試みたが、この時は岩石が崩れ、格納した試験管の中に試料は入っていなかった。
探査車は現在、何十億年も前に湖があったジェゼロクレーターのシタデラ区域で探査を行っている。掘削したのは「ロチェッテ」と呼ばれるブリーフケースほどの大きさの岩石だった。
4日までには試料管の内部を撮影した画像が届く見通し。それでも試料が中に入っているかどうか確認できない場合、試験管を密封して体積を測定する。
火星の試料採集に成功すれば、今後のミッションで地球に持ち帰る予定で、微小生命体が火星に存在していたかどうかが解明できる可能性もある。