都市が雨水を吸収する「スポンジ度」 首位はオークランド

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オークランド郊外の通りに並ぶ住宅=2014年11月18日、ニュージーランド・オークランド/Fiona Goodall/Getty Images

オークランド郊外の通りに並ぶ住宅=2014年11月18日、ニュージーランド・オークランド/Fiona Goodall/Getty Images

(CNN) 世界各地で気候変動の影響により、豪雨や嵐がますます増えると予想されるなか、都市が過剰な水をスポンジのように吸収し、水害を軽減する機能を比較した報告書が発表された。世界7都市のうち、ニュージーランドの最大都市オークランドがトップに立っている。

英コンサルティング大手、アラップが今年3月、人工知能(AI)と土地利用分析システム「テレイン」を使い、豪雨や洪水の危険性がある7都市について調べた。

アラップの主任研究員によると、都市開発の傾向は地域によって違う。例えば中国の都市は高層ビルが密集していることが多いのに対し、オークランドのような都市は低層の建物がゆったりと並んでいる。この違いが水害対策にも影響する。

研究チームは各都市について、水を吸収する草地や林、湖などの広さ、土壌の質と植生、排水能力という3大要因を検討した。

テレインでは高精度の衛星画像に基づき、緑地や水面と道路、建物などの分布を調査。これに土壌などのデータを追加して、対象の都市が吸収できる雨水の割合を「スポンジ度」として比較した。

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