上空から金属製の物体、危うく米男性に直撃 航空機から落下か
(CNN) 米メーン州オーガスタでこのほど、州議会警察で働く男性が昼休みを終えて職場に戻る際、上空から落下してきた大きな金属製の物体の直撃を受けそうになる出来事があった。
この出来事は12日午後、メーン州議会議事堂の近くで発生。幸運なことに、クレイグ・ドナヒューさんは間一髪でこの「スリーブ(回転軸にかぶせる管状の機械部品)のような物体」の直撃を逃れた。
ドナヒューさんは16日午前、CNNの番組に「おそらく重さ約3.1~3.6キロの物体が空から予告なく落下してきた。当たっていたら目がバッチリさめただろう」と冗談めかして語った。
ドナヒューさんによると、円筒形の物体は縦横約17.8センチ×12.7センチで、全面にグリースが塗ってあったという。
地元公安当局の声明によると、ドナヒューさん以外にも2人が午後0時半ごろ、州議会の建物近くでこの物体を目撃していた。負傷者は報告されていない。
物体はドナヒューさんから約1.8~2.4メートル離れた場所に高速で落下。ドナヒューさんは物体を屋内にしまい、地元空港と連邦航空当局に報告した。
メーン州公安当局は声明で、FAAは「この部品の出所の解明に努めている。国際線の大型旅客機から落下した可能性が高い」との見方を示した。
FAAの報道官は16日午前にCNNに寄せた声明で「報告については認識しており、現在調査中」としている。