12月の満月は「コールドムーン」、欧米では火星食も観測

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昨年12月の「コールドムーン」の様子=イタリア・グランサッソ国立公園/Lorenzo Di Cola/NurPhoto/Shutterstock

昨年12月の「コールドムーン」の様子=イタリア・グランサッソ国立公園/Lorenzo Di Cola/NurPhoto/Shutterstock

(CNN) 「コールドムーン」と呼ばれる12月の満月が、米東部標準時の7日午後11時8分(日本時間8日午後1時8分)にピークを迎えた。

天体観測サイトのEarthSkyによると、この日は夜空に木星と土星、火星も見え、北米と南米、欧州、北アフリカの一部では、満月のピーク時に火星食というとても珍しい現象が観測できる。この間、火星は月の陰に隠れて短時間、見えなくなる。

米先住民のモホーク族は、冬の寒さにちなんで12月の満月を「寒さの時」と呼んだ。モホーク族など米先住民は、毎月の満月にそれぞれ名前を付けている。

12月の満月は、欧州ではユール祭りにちなんで「ユール前の月」と呼ばれ、モヒカン族は1年で最も夜が長い冬至に近いことから「長い夜の月」と呼ぶ。

12月7日は、米航空宇宙局(NASA)のアポロ17号打ち上げから50年の記念日でもある。

1972年12月に打ち上げられたアポロ17号は、人類を初めて月に送り込んだアポロ計画で最後の宇宙船だった。NASAは今、再び月を目指す「アルテミス計画」を始動させ、第1弾の宇宙船オリオンを11月16日に打ち上げた。今月11日に帰還予定。

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