火星にクマの顔?、NASA周回探査機が画像撮影

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火星の表面で、クマの顔のように見える珍しい地形が捉えられていた/NASA/JPL-Caltech/UArizona

火星の表面で、クマの顔のように見える珍しい地形が捉えられていた/NASA/JPL-Caltech/UArizona

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星周回探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」に搭載された高解像度カメラ「HiRISE」が昨年12月、火星の表面にクマの顔のように見える珍しい地形を捉えていたことが分かった。

円形の割れ目が頭の形をつくり、2つのクレーターは目に似ている。V字形の崩壊構造がクマの鼻のような錯覚を引き起こす。

円形の割れ目は、溶岩や泥で埋まったクレーターの上に堆積(たいせき)物がたまって形成された可能性がある。鼻のような地形は溶岩や泥の噴出口の可能性がある。

この画像は今月25日、ボール・エアロスペース社と共同でHiRISEを開発したアリゾナ大学が公開した。

今回の写真はNASAの観測衛星がとらえた太陽の画像を思わせる。昨年10月に撮影された画像には、コロナホールと呼ばれる黒い斑点のために太陽が笑っているように見える様子が写っていた。

また昨年3月には、探査機「キュリオシティ」が火星で花に似た岩石をとらえる出来事もあった。

HiRISEカメラは、「マーズ・リコネサンス・オービター」が周回を始めた2006年から火星の画像を撮影している。強力なカメラであり、わずか1メートルの地形を含む火星表面の詳細な画像を撮影できる。

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