民家に隕石か、屋根貫通もけが人なし 米ニュージャージー州
(CNN) 米ニュージャージー州ホープウェル・タウンシップの民家に8日、隕石(いんせき)とみられる物体が落下し、屋根を突き破って寝室付近に着地した。けが人は報告されていない。
当局によると、物体は縦15センチ、横10センチほどの大きさだった。警察が分析を進めているが、毎年この時期に活動する「みずがめ座エータ流星群」に関連する隕石との見方が強い。
隕石とおもわれる物体は屋根から天井を突き破り床に衝突した/From Hopewell Township PD
同流星群はハレー彗星(すいせい)の残したちりが地球の大気圏に突入して発光する現象で、6日に活動がピークを迎え、27日まで続く見通し。
民家に住む女性はCNN提携局に「父の寝室の屋根を貫通した。部屋にだれもいなくてよかった」と話した。落ちた物体に触れてみたら、温かかったという。
物体は天井など家屋に損傷を与えた/Suzy Kop/KYW
隕石の表面は大気圏突入時の摩擦で高温になるものの、地表に落下するまでには通常、かなり温度が下がる。
隕石は地球上のあらゆる場所に常時落下しているが、民家や市街地を直撃することは珍しい。
昨年11月にはカリフォルニア北部の民家に隕石とみられる物体が落ちた後、火災が発生して飼い犬が死んだ。