次のジェームズ・ボンド採用へ、英情報機関が求人パズル
(CNN) 新規の人材採用を目指す英国最大の情報機関、政府通信本部(GCHQ)が、次のジェームズ・ボンドを志す人たちの能力を試す目的で新しいパズルを公開した。
GCHQの13日の発表によると、パズルはアーティストのジャスティン・イーグルトン氏とのコラボで制作し、GCHQが採用活動の一環として立ち上げたビジネス向けSNSリンクトインの新しいページで公開。「異なる思考や世界観を持ち、問題解決に新しい視点をもたらすことのできる人材」を募集するとしている。
「パズルは我々の仕事の核心にある」「その能力は暗号における我々の歴史的ルーツを表しており、国家の安全を守るという現代の使命にとっても重要であり続けている」(GCHQ)
今回のパズルは、メッセージを読み解くために13の手がかりがあるという。答えはリンクトインのページに掲載する予定。
GCHQは第2次世界大戦中、ロンドン北西部のブレッチリー・パークに移転して行っていた活動で知られる。ドイツのエニグマ暗号を解読した功績で有名なアラン・チューリングもGCHQに所属していた。現在の拠点はチェルトナムにある。
GCHQはさまざまな人材を募集しているといい、中には大卒資格を必要としない職種もある。
「異なる経歴、異なる経験、異なる洞察力、異なる知識をもつ人材を採用し、全員がそれぞれの役割を果たせるチームを結成する。その多様性が欠かせない」。GCHQのアン・キーストバトラー長官はそうコメントしている。
「そこで、我々と共に働くことなど考えたこともなかった人たちに到達し、つながることを目指す。我々の仕事と、GCHQで働く素晴らしい人たちについてもう少し知ってもらう手段としてリンクトインを開設した」