米スペースXの「ポラリス・ドーン」、天候不順で打ち上げ再延期 民間初の船外活動を予定

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打ち上げを待つ米スペースXの宇宙船=26日、米フロリダ州ケープカナベラル/Joe Raedle/Getty Images

打ち上げを待つ米スペースXの宇宙船=26日、米フロリダ州ケープカナベラル/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 民間人による宇宙飛行「ポラリス計画」の第1弾「ポラリス・ドーン」で予定されていた米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げが、2日連続で延期された。

打ち上げは、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センター(フロリダ州)で当初27日午前に予定されていたが、発射台の装置に問題が発生し、28日未明に延期された。

同社とともにポラリス計画に出資し、自身も飛行士の1人として搭乗する米起業家ジャレッド・アイザックマン氏は28日夜、SNSへの投稿で、地上システムの問題は解決し、打ち上げ時の天候も良好に見えたと指摘した。

だがスペースXは、5日間の飛行後に帰還する時点に着水するフロリダ沖の天候不順が予想されるとの理由で、再び延期を決定。28、29日の打ち上げを見送り、引き続き気象条件を監視するとの方針を示した。

アイザック氏も今月、CNNとのインタビューで、帰還時の天候は非常に重要だと強調していた。

新たな打ち上げの日時が確定すれば、その様子はX(旧ツイッター)でライブ配信される。

ポラリス・ドーンでは、クルードラゴンが過去最高高度の地球周回軌道への到達を目指すほか、史上初の民間飛行士による船外活動が計画されている。

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