炭化した2000年前の巻物、最初の解読部分に「むかつき」意味する言葉
シールズ氏が昨年CNNの取材に答えたところによれば、巻物を仮想的に平らにした上で、黒いインクの文字と炭化した紙の表面とを区別することが重要な課題になるという。それによりギリシャ語とラテン語の文面が判読可能になる。
機械学習の技術は文章の解読ではなく、インクの判読性の向上に寄与すると、シールズ氏は述べた。ボドリアン図書館によれば、文章の転写と翻訳はオックスフォード大の学者を含む人の手によって行う。
研究者らは現在、文字列がより鮮明に写るよう画像の一段の改良に取り組んでいる。炭化した巻物の一番奥の部分を画像化できれば、そこに文書のタイトルが記されているかもしれないと期待を寄せている。