E.T.、ヨーダ、ピノキオ――映画史上に残るパペット10選
2.ヨーダ
「スター・ウォーズ」のジェダイ・マスター、ヨーダは身長約90センチの小柄な体ながら賢者の風格を備え、数々の名ぜりふを残してきた。
ジョージ・ルーカス監督はヨーダの声とパペット操作に、ジム・ヘンソンとのコンビで知られるフランク・オズを起用。この人選が、ヨーダに絶妙のユーモア精神を宿らせた。
3.E.T.
スティーブン・スピルバーグ監督が子ども向けに心温まる宇宙人の物語を作った。主役はかわいらしいパペットでなく、よたよた歩きの不気味なキャラクター。観客は度肝を抜かれたが、監督の直感は当たった。
「E.T.」は当時、映画史上最高の興行収入を記録する大ヒットとなった。
4.ギズモ
「グレムリン」に登場するユニークな動物モグワイ。ギズモと名付けられたモグワイは観客に大人気だったが、スタッフにとっては頭の痛いパペットだった。
ギズモがダーツの的にされていじめられる場面は、相次ぐパペットの不具合に腹を立てたスタッフが考案したといわれる。