滑走速度が原因の見方否定、シューマッハのスキー転倒事故
(CNN) フランスの検察当局は8日、自動車レース、フォーミュラワン(F1)の元年間王者ミハエル・シューマッハさんがスキー中に転倒、重体に陥っている事故に触れ、滑走の速度は原因解明において特に重要な要因ではないとの見方を示した。
仏アルベールビルでの会見で述べた。原因究明の作業については進展はあるが、終了まであと数週間かかると語った。
また、同じく原因解明に当たる警察当局者は、シューマッハさんの滑走速度を時速で推定するのは不可能と指摘。その上で、急峻(きゅうしゅん)でもないスロープで極めて優れたスキーヤーが通常出す速度だったと述べた。
検察当局者は、ほとんど新品状態だったシューマッハさんのスキーに問題点はなかったと説明。転倒が起きた滑走コースの標示などもフランス国内の基準に従い、適切に示されていたとみられると述べた。