ダカールラリーで二輪ライダー死亡
(CNN) 南米で開催されているモータースポーツ大会、ダカールラリーの主催組織は10日、アマチュアの二輪部門に参加していたベルギー人ライダー、エリック・パラント氏(50)が9日実施の第5ステージ中に死亡したと発表した。
パラント氏の遺体が第5ステージの出発点から143キロ離れた地点で発見されたという。死亡の経緯は伝えられていない。
アルゼンチンのチレシト、サンミゲル・デ・トゥクマン間の911キロで実施された同ステージは、今回のダカールラリーでは最長区間。一夜明けてもパラント氏が到着しないため、同氏の支援トラックが捜索していた。
パラント氏はダカールラリーの経験が豊富とされる。
第5ステージではアルゼンチンの取材班の車が谷に落ち、2人が死亡する事故もあった。
1978年に創設されたダカールラリーの参加者の死者はこれで27人目となった。観客、支援スタッフやメディア関係者を含めれば50人以上となる。
同ラリーは当初、パリからアフリカ西部セネガルの首都ダカールの間で実施されたが、テロへの懸念が高まった2009年以降、アルゼンチンやチリなどの南米に舞台が移された。