チャーリー・ヘイデンさん死去、ジャズベースの巨匠
(CNN) 70年にわたって幅広い音楽ジャンルで活躍してきた米ジャズベースの巨匠チャーリー・ヘイデンさんが11日に死去した。76歳だった。レコード会社のECMレコードが13日に明らかにした。
長年の闘病生活の末に、妻と4人の子どもに看取られて亡くなったという。
ヘイデンさんは1930年代、1歳10カ月の時に両親のカントリーバンドでラジオにデビューした。10代でベースを弾くようになり、57年にアイオワ州からロサンゼルスに移って60年代にオーネット・コールマンのバンドに参加。フリージャズの父として知られるようになり、自らリベレーション・ミュージック・オーケストラやチャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェストを率いた。
コールマンをはじめジャズ界の巨匠多数と共演し、グラミー賞を受賞したほか、2012年には音楽家、作曲家、バンドリーダー、教育者、プロデューサー、活動家としての長年の活動が評価され、米国立芸術基金(NEA)のジャズマスター賞を受賞している。
NEAはヘイデンさんの功績を、「ベースは叙情的で表現豊か。ジャズからカントリー、ワールドミュージックまで、幅広い音楽ジャンルを網羅する」と紹介している。