エルビス・プレスリーの自家用機2機、売りに出される
(CNN) 往年のロックスター、エルビス・プレスリーの自家用機だった「リサ・マリー」「ハウンドドッグ2」の2機が売りに出されている。
リサ・マリーは1960年製のコンベア880型ジェット機。プレスリーが1975年にデルタ航空から25万ドルで買い取って娘の名を付け、35万ドルをかけて改装した。
機内には大型ベッドと黄金のバスルーム、ビデオテープシステム搭載のテレビ4台、スピーカー52台が付いたステレオシステムを装備。機体はプレスリーが選んだ配色に塗られている。
ハウンドドッグ2はやや小ぶりで、リサ・マリーの改装中に代替機として使われた。
1977年にプレスリーが死去した後、両機ともメンフィス在住のK・G・コーカーさんの手に渡り、プレスリーの邸宅だったグレースランドに1984年から展示されて観光客に公開されてきた。
しかしコーカーさんは、グレースランドに引き続き置いてもらうための交渉が決裂したことから売りに出すことにしたと話している。売り出し価格は設定していない。
これに対してプレスリーの遺産管理団体は先週の時点で、交渉はまだ続いていると説明。妻だったプリシラ・プレスリーさんも、コーカーさんが交渉に圧力をかける目的で騒ぎを大きくしたと非難している。