TV出演のメッシ、シューズ寄付で非難の嵐 エジプト
問題は、アラブ文化において靴が持つ意味にあった。文字通り地面に接するものであることから、靴は最も卑しい品目の1つと考えられており、エジプト人の目には寄付するには汚く不適切なものに映ったのだ。
さらにはエジプトサッカー連盟の広報担当者までが批判に同調。「シューズは自分の祖国に贈ればいい。アルゼンチンは貧困に満ちている」とコメントした。
ここでメッシ選手の弁護に立ち上がったのが、エジプトの著名な元サッカー選手、アフメド・ホッサム氏だ。
現役時代、「ミド」の名で知られた同氏はツイッターで「作家にとって最も大切なものがペンであるように、サッカー選手にとって最も大切なものはシューズだ。誤った非難はやめよう」と呼びかけた。