サッカーのメッシ選手、脱税で有罪 収監はまぬかれる
(CNN) バルセロナの裁判所は7日までに、脱税事件をめぐり、サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナに所属するリオネル・メッシ選手(29、アルゼンチン)とその父親に対し、禁錮1年9カ月とする有罪判決を下した。
有罪とされたのは2007~09年の脱税で、刑期は1年につき7カ月として計算された。また、メッシ選手に対しては230万ドル(約2億3000万円)の罰金が言い渡された。
だが初犯であることと、刑期が2年以下であることにより、再び法を犯さなければ、メッシ選手が収監されることはない。
メッシ選手の父親も犯罪歴がないため、収監はされないという。父親には170万ドル(約1億7000万円)の罰金が課せられた。
所属クラブのバルセロナは判決後、声明を出し、「メッシ選手と父親にあらゆるサポートを行う」と述べた。
メッシ選手はすでに税金を納付しており、クラブとしては、当局との合意の下、裁判で問題になった事実について同選手に刑事責任はないと捉えているという。
また、今後メッシ選手と家族が「自らの潔白と法的利益を守るために何らかの行動を取る場合にも支援する用意がある」とした。
メッシ選手の弁護団は、父子が納税の問題を把握できていなかったと主張していた。