ブラジル、ベルギーに1-2で敗れる W杯
(CNN) サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会は6日、カザンで準々決勝が行われ、ブラジルがベルギーに1-2で敗れた。過去5回の優勝を果たしているブラジルは今大会から姿を消した。
試合は前半、フェルナンジーニョのオウンゴールとデブルイネの圧巻のシュートでベルギーが2点をリードした。だが、後半に入りブラジルも反撃。終了15分前にレナトアウグストのヘディングシュートで1点差に迫った。
しかし「赤い悪魔」の異名を取るベルギーは最後までしのぎきり、準決勝フランス戦への切符を手にした。
この試合の結果により、準決勝はW杯史上初めてブラジル、アルゼンチン、ドイツの3カ国が登場しないことになる。
優勝候補だったブラジルが姿を消したことで、今大会の行方は読めなくなった。残っている6チームの中で過去に優勝経験があるのはフランスとイングランドだけだ。
ベルギーに敗れフィールドにひざをつくネイマール
ブラジル戦での驚異のパフォーマンスを受け、ベルギーが初優勝を視野に入れていることは間違いない。マルティネス監督は試合終了後、歓喜の表情で選手たちを「英雄」とたたえた。
一方、ブラジルにとっては、W杯でまたも欧州勢に苦杯をなめた形だ。ブラジルが前回、決勝トーナメントで欧州のチームを破ったのは、2002年大会決勝のドイツ戦までさかのぼる。
この日のもう1試合、ウルグアイ対フランス戦はフランスが2-0で勝利を収めた。ウルグアイのGKムスレラが後半、グリーズマンのロングシュートをファンブルする痛恨のミスを犯し、試合が決まった。