フランスがクロアチアに4―2で勝利、20年ぶりのW杯制覇
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は15日、モスクワで決勝が行われ、フランスが4―2でクロアチアを下し、20年ぶりの優勝を飾った。
決勝でこれほど多くのゴールが決まったのは1966年以来。素晴らしい大会にふさわしい興奮のクライマックスとなった。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定によるPKの付与やオウンゴールといったシーンに加え、ピッチに乱入者が現れる場面もあった。
試合は前半、クロアチアのマンジュキッチによるオウンゴールでフランスが先制。ペリシッチのシュートでクロアチアが追いつくも、フランスはグリーズマンのPKで2―1とリードを奪った。
劣勢だったフランスがリードして折り返した形となったが、後半に入るとポグバとエムバペのゴールでさらに2点を追加。フランスが試合を支配することになり、大勢は決した。
ただ後半24分には、フランスのGKロリスのミスからマンジュキッチがゴールを決め、クロアチアが2点差に詰め寄った。最後の20分間はクロアチアがさらなるゴールを狙う展開となったが、フランスがしのぎきった。
雨の上がったピッチでは、フランス関係者による歓喜のシーンが展開。選手としてもW杯優勝経験を持つデシャン監督は胴上げで宙を舞った。
フランスからは世界最高の若手選手との呼び声も高い19歳のエムバペが、ベストヤングプレーヤー賞に輝いている。
一方、クロアチアは小国ながらフランスと対等に渡り合い、優勝候補を圧倒する場面も多かった。決勝トーナメントの3戦ではいずれも先制を許しながら勝ち上がってきたが、今回は及ばなかった。