急逝のエンゼルス元投手、薬物と酒併用で吐き窒息死
(CNN) 米大リーグ、エンゼルスの元投手で遠征先のホテルで先月急逝したタイラー・スカッグスさん(当時27)の死因は、鎮痛作用のある医療用麻薬オピオイドとアルコールを併用中に吐しゃ物でのどを詰まらせた窒息死だったことが31日までにわかった。
米テキサス州タラント郡の検視当局が明らかにした。毒物学の検査で、スカッグスさんの体内からフェンタニルやオキシコドンなどのオピオイド成分の高い数値とアルコール分が検出されたという。検視の結果、死去は事故によるものと断定された。
スカッグスさんは先月1日、遠征していたテキサス州サウスレイクのホテルで遺体となって発見され、翌日に検視が実施されていた。
スカッグスさんの家族は声明で、死去が危険な薬物とアルコールの併用の結果だったことを知り打ちひしがれていると述べた。エンゼルスのビリー・エプラー・ゼネラルマネジャーは「我々は毎日、彼がいないことをさびしく思っている」とし、死因を知ったとしても「この思いは少しも変わらない」と述べた。
サウスレイクの警察はスカッグスさんの死去に絡む捜査は続行していると指摘。米カリフォルニア州アナハイムの警察は声明で、スカッグスさんの死去に関連し、事件性があるとの疑いは一切聞いていないと述べた。