米ディズニー、テーマパーク部門で2万8000人削減
ニューヨーク(CNN Business) 米ディズニーは、米国内のテーマパーク部門で2万8000人の従業員を削減すると発表した。
現在の従業員数は10万人余り。削減対象のうち67%はパートタイムの従業員だという。
ディズニーのテーマパークはこの春、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界各地で一斉に閉鎖。今年1~3月期の同社の純利益は前年同期比91%減に落ち込んだ。
テーマパーク部門のダマロ会長は削減の理由について、入場者数の制限やパンデミックの不透明な先行きなど「新型コロナウイルスの影響が長引いているため」と説明。事態が改善し、復帰の機会を提供できる日が来ることを待ち望んでいると述べた。
同氏はまた、カリフォルニア州が規制解除の動きを後退させたことにも原因の一端があるとの見方を示した。同州アナハイムのディズニーランドが7月に予定していた営業再開は無期限で延期された。
一方、フロリダ州のディズニーワールドは7月から段階的に再開。入場者を制限し、マスク着用を義務付けるなどの安全対策に基づいて営業している。