女子サッカー5チーム、片ひざついて人種差別に抗議 東京五輪
ニュージーランドの女子サッカーチームも試合開始前に片ひざをついた。その間、対戦相手のオーストラリアのチームは互いに腕を組んで立ち、試合前の記念写真撮影は先住民の旗を掲げて臨んだ。
オーストラリアのタメカ・ヤロップ選手は試合後に、「もちろん人種差別は支持しない。私たちはその姿勢を示したかった。しかし同時に、チーム内のキア・サイモンやリディア・ウィリアムズだけでなく、幅広いオーストラリア先住民の代表でありたかった」と話している。サイモン、ウィリアムズは先住民アボリジニの選手。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は21日、片ひざをつく行為が大会での抗議運動を禁じるIOCの規定に違反しないことを確認した。