サッカーの王様ペレが腫瘍摘出の手術、「笑顔でこの試合に臨む」
サンパウロ(CNN) 「サッカーの王様」として知られるブラジルサッカー界のヒーロー、ペレさん(80)が6日、SNSへの投稿で、4日に右結腸の腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けたことを告白した。
ペレさんは先週、一時意識を失ったと報じられたが、本人はこの報道を否定。健康状態は良好で、定期健診を受けると説明していた。
主治医の発表によると、ペレさんは心血管系の検査で右結腸に病変が発見され、腫瘍だったことが判明。サンパウロ市内の病院で摘出手術を受けて集中治療室(ICU)に入院し、順調に回復しているという。
SNSへの投稿でペレさんは「幸運にも、私は昔から皆さんと一緒に偉大な勝利を祝ってきました。笑顔を浮かべ、前向きな姿勢で、家族や友人の愛情に囲まれて生きる喜びを感じながら、この試合に臨みます」と書き込んだ。
ペレさんは10代だった1958年、ワールドカップに出場して世界の脚光を浴び、引退後もコラボ商品や率直な発言を通じて注目を集め続けた。
2000年にはアルゼンチンのディエゴ・マラドーナさんと並び、国際サッカー連盟(FIFA)の20世紀最優秀選手に選ばれた。
昨年は健康状態を懸念する声もあったが、臀部の手術後、うつの症状に苦しんでいるという報道は本人が否定した。