ブラジル大統領、自分の将来は「逮捕か死か勝利」
(CNN) ブラジルのボルソナーロ大統領は28日、訪問先の中部ゴイアス州で、自身の将来は「逮捕されるか、殺されるか、(選挙での)勝利かの3つにひとつだ」と主張した。
ボルソナーロ氏は同州で、政財界のリーダーらと国内の諸問題について意見を交換した。
SNSで配信されたキリスト教福音派の会合で、将来に向けた3つの可能性を示し、「逮捕はあり得ない。私は地球上のだれも恐れてはいない。正しいことをしていると自覚している。だれにも何の借りもない」と強調した。
また、同国が直面している記録的な干ばつに言及したうえで、「9月と10月には雨の時期が来る」と述べた。
先住民の土地所有権を制限する法案に対し、首都ブラジリアで展開されているデモについては、参加者のほとんどがわけも分からず抗議しているなどと発言した。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、同法案が先住民の人権侵害にあたると指摘している。
ブラジルでは来年、大統領選が予定されている。国内の世論調査機関データフォルハが先月実施した調査では、ボルソナーロ氏がライバルの左派ルラ元大統領に20ポイント以上の差で敗北するとの見通しが報告された。