中国国営メディア、消息不明の有名テニス選手のメール公開 WTAは疑念
そうした中、WTAは14日、中国政府に対して今回の疑惑の調査を要求。彭さんの話は「検閲されることなく、傾聴される」べきだと主張した。
彭さんのものとされる電子メールは、疑惑についての内容を後退させたものとなっており、公表したCGTNはいかなる動画および、彭さんの消息を確認するさらなる証拠も提示していない。またどうやって電子メールを入手したのかについても説明していない。
電子メールには、「WTAのウェブサイト上で最近報じられたニュースに関しまして、その内容は私自身が確認もしくは検証したものではなく、私の同意なしに公表されたものです。性的暴行の告発が含まれたニュース発表は真実ではありません。私が行方不明になっていたり、身の危険にさらされているわけでもありません。単に自宅で休んでいるだけで、何もかも順調です」と記されている。さらに、「もしWTAが私に関するニュースをさらに公開する場合には、どうか私に確認させて、同意を得てから公表して下さい。プロのテニス選手として、あなた方の友情と配慮に感謝します。もし将来に機会があれば、私はあなた方全員とともに中国のテニスを発展させていきたいと願っています。中国のテニスがもっともっと良くなるように願っています」とつづられている。