元F1トップ、プーチン氏のためなら「銃弾受ける」 「一流の人物」と称賛

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初のロシアGP開催でプーチン大統領(右)と握手を交わすエクレストン氏=2014年10月12日/Alexey Nikolsky/AFP/Getty Images

初のロシアGP開催でプーチン大統領(右)と握手を交わすエクレストン氏=2014年10月12日/Alexey Nikolsky/AFP/Getty Images

(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)の元最高責任者バーニー・エクレストン氏(91)は6月30日、ロシアのプーチン大統領のためなら「銃弾を受ける」覚悟だと発言し、プーチン氏を「一流の人物」と称賛した。

エクレストン氏は英テレビ番組「グッド・モーニング・ブリテン」で、今もプーチン氏を友人だと思うかと聞かれ、「彼のためなら今でも銃弾を受ける気がある。痛くない方がいいが、それでも銃弾は受ける」と発言した。

ロシアのウクライナ侵攻から5カ月近くたった今なお紛争は続く。国連によると、これまでに数千人の命が失われ、数百万人が住む場所を追われた。ウクライナ政府は開戦当初こそ勝利を重ねたものの、特に東部ではロシア優位に潮目が変わりつつように見える。

エクレストン氏は今回の戦争について、「彼(プーチン氏)は自分が正しいと思うことをやっている」と指摘。「残念ながら彼は私のようなビジネスマンと一緒で、時に間違いを犯すこともある。間違いを犯した時には、そこから抜け出すために最善を尽くす必要がある」とした。

エクレストン氏は40年近くF1の運営責任者を務めた後、2017年に退任した。

インタビューではウクライナのゼレンスキー大統領への批判も展開し、「彼の職業は理解している。彼はかつてコメディアンだった。今でもその仕事を続けたいようだ」と皮肉った。

さらに「もし彼が物を考えていれば、分別あるプーチン氏と対話する努力をしただろう。彼の言うことに耳を傾け、何か別の対応を取れた可能性もある」と続けた。

ロシアのウクライナ侵攻で何千人もの罪のない命が失われたことについては、「意図的ではなかった」との認識を示した。

F1はCNNに寄せた声明で「バーニー・エクレストン氏の発言は彼個人の見解であり、現代的な価値観を掲げる我々のスポーツの立場とはまったく対照的だ」としている。

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