フェデラーが現役最後の試合、盟友ナダルとのペアで観客魅了
(CNN) 男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)は23日、英ロンドンで行われたレーバー・カップで現役最後の試合に臨んだ。結果は敗れたものの、試合後には5分間にわたってスタンディング・オベーションが贈られた。フェデラーがテニス界に忘れがたい足跡を残したことの証しだった。
観客から拍手や「ロジャー、ロジャー、ロジャー」という声援がいつ終わるとも知れず続くと、フェデラーは涙を見せた。
フェデラーは試合後、「幸せな気持ちだ。悲しくはない」とコメント。試合では盟友でありライバルでもあったラファエル・ナダル(スペイン)と組み、ジャック・ソック(米)とフランシス・ティアフォー(米)のペアに6―4、6―7、9―11で敗れた。
「最後にもう一度靴ひもを結ぶのが楽しかった。すべてが最後の経験だった」(フェデラー)
フェデラーは24年間の現役生活で通算1500試合以上に出場。シングルスで103個のタイトルを獲得し、20回のグランドスラム(4大大会)制覇を果たした。